ビルの谷間の木
2006.05.20(土)
赤坂エクセルホテル東急 Middle Single Room
Akasaka Excel Hotel Tokyu
楽-1

窓からの眺め 今回利用した客室は、建物の裏側に面したシングルルーム。タリフではシングルルームBと紹介されているが、ミドルシングルとも呼ばれているらしい。表側の部屋からは赤坂見附交差点が見え、赤坂らしい景観が望めるが、今回の部屋は裏側の部屋の中でも特に眺めはよくない。隣接する建物の壁が迫り、わずかに空を見ることができる程度だ。だが、そんなビルの谷間にも、樹木はたくましく生きている。

窓はとても小さいが、わずかに押し開けることができる。窓の外にはよどんだ空気が溜まっており、香港やバンコックのような臭気が感じられた。その前にテレビが置いてあって、窓をテレビにふさがれている感もある。加えて、天井高が215センチと極めて低く、あらゆる方向から圧迫されるような閉塞感に襲われる部屋だ。なんとなく留置所に入ったような気分。まぁ、実際のそれに比べれば天国なのだろうけれど。

全体の面積は18.7平米だとサイトに書いてあった。コンパクトな部屋だけに、レイアウトには少しでも広く感じられるようにとの工夫が見られる。家具はすべて腰の高さまでに抑え、目線での空間確保に神経を割いたようだ。また、下半分が木目、上半分を白い壁にすることで、擬似的な広がり感を演出。細長い姿見や、ミニバーの上に配されたハロゲン光とミラーが、よいアクセントになっている。クローゼットはスタンダードサイズで、引き出しも6箇所あるなど、収納力には不足がない。

ベッドは120センチ幅で、壁に寄せられている。シーツはゴワゴワ、マットレスも妙な硬さで、寝心地はよくない。バスルームは2.8平米で、アメニティは2名分用意されている。ということは、この部屋を2名で利用する場合もあるわけだ。それはちょっと厳しい気がする。よほど親密か、これから接近をひかえて互いに興味が尽きない仲でなければ、うんざりという感じか。また、この部屋と同じ広さで、窓の位置が左右逆になっているタイプもある。そちらのタイプだと、ベッドサイドに窓があって、テレビに窓を殺されることもない。どちらになるかは、運次第だ。

 
入口付近はゆとりがある 入口から室内を見る ベッドから窓を見る

ベッドは120センチサイズ ナイトテーブル バスルーム

 
赤坂エクセルホテル東急 990805 001210 010210 020405 020429 030503 030614 030916 031026 031123 040614 040822 050102


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