シェラトンの個性
2007.04.03(火)
シェラトンホテル札幌 Junior Suite
Sheraton Sapporo Hotel
楽-2

ルームサービスで注文したバラチラシ 昨年の同じ日にもシェラトン札幌ホテルを利用した。その時は、駅からホテルまでの距離を歩くのがイヤで、正面玄関から係にアテンドしてもらうために、はるばる小樽からタクシーでやって来たのだが、玄関に係は不在で、結局自分で運ばなければならなかった。今年も同じことになるのでは情けないし、小樽を出発した時には晴れていたので、電車を利用した

。ところが、最寄りの新さっぽろ駅に着くなり雪が降り出した。ついていないと我が運を悔やんだが、目の前に見えているホテルまでタクシーに乗るわけにもいかないし、第一、タクシー乗り場に行くにも雪にさらされる。意を決して歩いたが、ホテルに着いた時には、お気に入りの真っ白なシルクサテンのパンツに泥が跳ね上がって汚れてしまった。しかも、ロビーには正面玄関にしっかり目を向けているベルアテンダントがいるではないか。やっぱり小樽からタクシーで来ればよかった。

ホテルへは駅側のエントランスから入ったが、ロビーに差し掛かるなり、すぐにベルアテンダントが近寄ってきて、荷物をサポートしてくれただけでなく、タオルでバッグを拭いてくれた。広々としたロビーの中央には、桜の花が活けられている。チェックインはフロントではなく、新たに設けられたコンシェルジュデスクで行なわれた。すでに到着の準備が整っており、サインだけの簡単な手続きの後、特典や各種チケットの説明があった。係はみな礼儀正しく、とても感じがよい。昨年の印象も悪くはなかったが、一段と積極的で明るい感じになった。これは、札幌のシェラトンだけでなく、すべてのシェラトンでブランドの個性を強く打ち出すための教育プログラムが実践されているので、その効果が出始めているのだろう。

用意された客室は、いつものジュニアスイート。見慣れた内装だが、テレビが32インチの液晶に変わった。Unidenというあまり馴染みのないブランドだが、通信販売で扱われる格安の商品らしい。まだ新しそうに見えるが、2005年製と書かれている。

それより、とにかくパンツをクリーニングに出したかった。伝票を見ると、17時までのピックアップで、22時の仕上がりというエキスプレスサービスがある。料金も30パーセントアップと手頃だ。だが、問題はシルクが扱えるかだ。係に尋ねたところ、業者に確認を取るのに手間取っていたが、結果的にはOK。22時には丁寧に仕上げられたパンツが届いた。

夕食はルームサービスで軽く済ませることに。何かさっぱりとしたものをと頼んだら、バラチラシを薦められたので、それとアイスコーヒーを注文。運んできた係も好印象だった。ターンダウンは丁寧に行われた。客とのコミュニケーションを大切にしているらしく、「氷はお持ちしますか?」「ミネラルウォーターを追加して冷やしましょうか?」「バスローブをバスルームにお持ちしておきましょうか?」など、声を掛けながら行なっていた。

ビデオオンデマンドは1泊1,000円で全作品が見放題。今回はプランに含まれていたので、見損なっていた映画を鑑賞することにしたが、サーバがパンクしているのか、画像が頻繁にフリーズしてしまい、途中で断念した。

朝食は30階のレストランにて和洋のブッフェを。さほどアイテムは多くないが、それでも全体的には小樽ヒルトンよりワンランク上。コーヒーも運んでくれるし、カトラリーなどのテーブルセッティングもあり、サービス面でも小樽ヒルトンより優れている。朝食のみならず、サービスが秩序だっており、客にも伝わりやすい。小樽ヒルトンの乱れきった足並みとは対照的だ。

 
リビングからベッドルームを見る 新しい液晶テレビ リビング

クローゼットに用意されたバスローブ 3.2平米のユニットバス 窓からの景色

 
シェラトンホテル札幌 050425 060403


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