両親同行

今回の宍粟第九には両親も同行しました。

両親の応援は大きな励みになりますし、一緒に過ごす時間は何にも代え難い思い出です。それでも、両親は歳を重ねて、動ける範囲が限られてきました。当然、私もいい歳になり、人の世話どころか自分が世話になる日も遠くない勢いなので、一緒の旅も楽ではなくなりましたが、そんな面倒な私たち家族を快く歓迎してくれる播州労音の皆さんには、心から感謝しています。

今回も公演に詰めっきりの私に代わり、食事や観光など、すっかりお世話になりました。おかげで、私は公演に集中することができます。

そして、公演翌日は、いつも「旅するエレクトーン」を運んで全国どこにでも付き合ってくれる太田垣さんが、両親を温泉に連れて行く!とプランを立ててくれました。

途中、蕎麦屋や道の駅に寄ったり、何もない山の景色や空気を楽しんで宿へ。温泉に浸かり、母の大好物のカニを食べて、静かな夜を過ごしました。帰りは岡山空港から。市内まで足を伸ばす時間はなかったのですが、空港になんちゃって後楽園があったので、名園気分を満喫。

さすがに両親ともクタクタで機内では口数も少なくなっていましたが、太田垣夫妻と一緒の間は、よくまあそこまで喋り続けられるものだと感心する勢いでした。この調子なら、まだしばらくは元気でいられるでしょう。

8月の下旬、私たち家族を耐え難い悲しみが襲いました。深く傷つき、涙が途切れない日々ですが、束の間の旅に安らぎを覚え、こうして寄り添っていられることのありがたみを噛み締めました。