柔らかい音楽

4/12はヴォーカリストsatiさんの誕生日。ちょうどその日にLIVEを開催するとのことで、お祝いに友情出演しました。会場はお馴染みのALT_SPEAKER。エレクトーンが常設されているので、手軽に弾きに行けるお気に入りのライブスポットです。

今回のLIVEもsatiさんらしいセットリストが組まれ、独自の世界が広がりました。切ない白昼夢。淡い希望。遠い神秘。ただ暗いわけではなく、雨の森のような空気が感じられ、こういう癒しがあってもいいんじゃないかと思っています。

satiさんは、これまでの共演の中では最も解き放たれて歌っていました。「私はこう歌いたい」という主張もしっかり伝わってきましたし、こちらからの投げかけにも楽しそうに応えてくれるのは気持ちがいいものです。

そしてピアノの種村敬子がこれまたいい味を出していました。センスも力もあるのに、常に一歩引いた感じがあり、私としては物足りなく思って来たのですが、遠慮なくと一声掛けただけで激変。

溢れ出るものを抑えようとせずに大胆に弾き出すと、音楽がどんどん回りだし、とても気持ちいい流れができ上がりました。すでに独立してプロとして弾いているとしても、やはりかわいい弟子ですから、こうした変化は嬉しいものです。

私はというと、日頃のシビアな演奏曲目とは違い、終始リラックスしていました。ただおしゃべりをするために集まるような気楽さで、演奏も肩の力を抜いて(抜きすぎた?)楽しんで。こんな一日もたまにはいいですね。

最後はお店スタッフとお客様全員一緒にバースデーケーキをシェア。お祝い気分と笑顔いっぱいのスペシャルライブでした。そんな柔らかい時間は束の間。私はまた地獄へと戻り、永遠に終わらない仕込みへと心身を捧げます。

いったい何のために?もしかしたら意味のない努力なのかもしれないと思うことがあります。でも、やりもせずに結果は出ませんからね。

写真:上田海斗

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