Sound Voyage

hakuju hallが主催する廣津留すみれさんの新シリーズ「Sumire‘s Sound Voyage」の記念すべき第1回目にお声がけいただき、2月の鎌ヶ谷以来の共演を楽しんで来ました。

hakuju hallは大谷康子先生と小朝師匠の番組「おんがく交差点」の収録で伺った思い出の場所。その時は大勢のスタッフに囲まれて、緊張しながら初めてのテレビ収録をしましたが、今回は満席のお客様がいらっしゃるとのことで、違う雰囲気を味わえそうです。

シリーズ初回のお題は「映画音楽」。これまでヴァイオリン協奏曲などのクラシック作品からゲーム音楽まで、幅広い世界をご一緒し、回数こそまだ少なくても、最もエレクトーンを理解してくれている演奏家のひとりとなったすみれさん。他ジャンルを加えず、すべて映画音楽でという企画に、これはぜひともエレクトーンでとすみれさんが大推薦してくれて出演が決まりました。

旅であちこちを飛び回るすみれさんとメールで細やかに連絡を取りながら、お客様に最高のご満足をお届けするための内容を一緒に練る、そんな時間もまた楽しいものです。

編曲もスムーズに進み、すみれさんに楽譜をお送りして、あとは当日を待つばかり。今回はお互いのスケジュールの都合で、事前リハーサルの予定が組めず、その代わり、当日は早めに集合して一気に仕上げましょうという段取りになりました。

13時ぴったりに、エレクトーンがhakuju hallに到着。ヤマハエレクトーンシティの協力で、最新型エレクトーンの最高級機種、しかも新品が用意されました。真新しいスマホを箱から出す時のようなワクワク感です。

コンサートホールで新型の音を鳴らすのは、私にとってこの日が初めてのこと。サロンやスタジオとはまた違う響き方をするはずですが、いったいどんな音なのかとても気になっていました。

セッティングを済ませたら、早速弾いてみました。想像通り、そして狙い通りに鳴ってくれて大満足。スマホを買い換えてカメラの性能がグッと上がっているのを知った時みたいに、うわ、際立ってる!という印象。これで安心してリハーサルに臨めます。

すみれさんがステージに入り、早速リハーサルを。前18曲をサーっと通して行きましたが、問題はゼロ。予定時間を目一杯使って、よりよい演奏にするための追い込みをしました。

自分が書いた楽譜が音になる瞬間は、いつも特別です。今回は旋律の美しさを活かしつつ、高度な技術の披露もできるフレーズを盛り込んだので、ちょっとご負担だったかもしれませんが、キッチリ弾いてきてくださってアレンジャー冥利に尽きます。

本番はただただ楽しく気持ちのよい時間でした。主役のすみれさんを引き立てると同時に、一緒に盛り上げているという雰囲気を醸せるよう、絶妙な立ち位置を心がけました。

ただひとつ心残りがあるとすれば、内容を盛りだくさんにしたことで、ご好評のズッコケトークの時間が物足りなかったんです。そのあたりは、また別の機会に期待しましょう。

このプログラムはとても気に入ったので、いつかまた再演できたら嬉しいです。

さあ、映画音楽でドラマチックなステージを楽しんだ後は、またベートーヴェン、プッチーニ、ラフマニノフの地獄へと戻ります。6月6日のラヴェル、ムソルグスキー、ドビュッシー、ホルストもまだまだ練りが足りません。寝ずに頑張ります!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です