ラ・フォル・ジュルネ東京2026が5月3日に開幕しました。毎年、噂には聴いていましたが、実際に足を運ぶのは今回が初めて。東京国際フォーラムに着くや否や、会場全体を包む祭りのムードに圧倒されました。
オープンエアの地上広場にはキッチンカーが並び、そこで買い求めたちょっとオシャレなフードやボトルワインなどとともに、都会のピクニックを愉しむ人たちで溢れています。ふだんだと人混みは避けたいところですが、むしろこの賑わいが心地よく感じられるから不思議。中にはシャンパンやキャビアを扱うブースもあり、東京ってすごいなと改めて思いました。
せっかくだからどこか空席を見つけて、自分もちょっとオシャレなジュルネリアンになってみようかと思ったのですが、席はいっぱい。それでもしばらく周回して雰囲気を味わい、楽器メーカーや音楽関連のブースを覗いて歩きました。中でも弦楽器のブースが非常に充実していて、弦を弾けない私でも楽器そのものの美しさを美術館気分で堪能しました。
無料のパフォーマンスも充実していて、ちょうど今井俊輔さんが歌うというので、お客様に混ざって鑑賞。自分が弾かずに聴くだけというのは実に気楽。もうここまでだけでじゅうぶん満足でしたが、まだ出番があるので気持ちをそちらにシフトし、楽屋入りしました。
前の公演は定刻通りに終演。お客様のご退場を確認し、すぐさまステージ転換が行われます。チェンバロが下がり、登場したのはエレクトーン。セッティングもスピーディに進み、予定よりも早く場が整いました。リハーサルは15分のみですので、音の確認と進行のすり合わせでタイムアップ。前公演のお客様がご退場後、わずか35分で開場となりました。
本番もスムーズに開演。いい感じに進んでいましたが、私は次がエレクトーンソロだというのに、琵琶のソロだと勘違いして退場してしまったため、貴重な時間が少し無駄になりました。ごめんなさい。
舞台袖で、楊さん、行ってらっしゃい!とバトンタッチしたら、神田さんだよと教えてくれて慌ててUターン。心構えのないまま弾き始めることになりましたが、これも本番ですね。
久しぶりに姜さん楊さんと3人でアンサンブルをして、とても豊かな気分を味わいました。おふたりは息が合うという概念を遥かに超えており、ひとつの心臓をシェアしているのかというほどの一体感です。
そこに他国の電子楽器が加わるなど、妨害にしかならない気がするわけですが、たいへん温かく家族のように迎えてくれまして、その心意気に感服します。音楽はどこまでも自由で、雄大に優しくすべてを包み込んでいく。姜さんの人気が衰えないのは、そういうところが愛されているからかもしれませんね。
アンコールを含め、ほぼ定刻通りに終演。LFJ初登場の今回はわずか1コマの出演でしたが、ほとんどのお客様がエレクトーンをノーマークのままご来場でしたので、大きなインパクトをお届けできたように思います。
稲妻のように一瞬の出来事だった私のLFJ。24日に皇帝をご一緒する広瀬悦子さんをはじめ、いろいろな人にも会えて楽しい一日でした。あと二日、私の出番はありませんが、引き続き盛り上がってください。
ステージ写真:上田海斗














