くらしき散歩

雨の月曜日。最高に憂鬱な昼下がりに、ちょっとした空き時間を使って、滞在先ホテルの周辺に広がる「倉敷美観地区」を散策しました。

倉敷に宿泊するのは今回が初めて。岡山県内でも指折りの観光スポットであることは知っていましたが、なにしろ観光に興味ゼロの私ですから、今まで耳にした情報も聞き流してきたので、ほとんど予備知識がありません。

ホテルの窓から外を見ると、なにやら昔ながらの街並みが見え、映画のセットともテーマパークとも違った風情とともに、観光地としての整備が行き届いていることがうかがえます。

まあ、窓から見れば十分。そう思っていましたが、早朝、日課のランニングの際、この地区を走ってみたところ、想像以上に雰囲気があることを知り、カメラ片手に改めて訪れてみたくなりました。

観光のかなめは大原美術館ですが、月曜日は休館。いつもなら観光バスで押し寄せる団体客も今日は少ないようで、ゆったりと風情を味わえそうです。

倉敷川の両岸には風に揺れる柳が点在し、足元ではあじさいがほころびはじめています。川端には歴史的建造物が建ち並び、風格と美しさが感じられます。
のんびりスケッチをする人、舟遊びをする人、橋の下で居眠りをする白鳥など、なんともゆるやかな時間が流れていました。

ちょっと路地を入ると、よりありのままの姿がそこにありました。

そして古い建物を改装した珈琲専門店「珈琲館」で、丁寧に淹れたネルドリップコーヒーとともにちょっと一息。レトロな店内で味わう珈琲は、濃厚なのに透き通るような輝きでした。

ホテルへの帰り道、アンティークショップの屋根を見上げると・・・

なんとも圧巻でした。夜はライトアップするらしいので、次回は夜にも見てみたいものです。再度倉敷を訪れる目的がひとつ増えました。