霞町プッチーニナイトのご報告をして以来、更新が滞っていました。この間、稽古に打ち込みつつ日本各地を巡り、公演や交流の充実した時間を過ごしました。
ここのところスローペースなライフスタイルに落ち着いていたのが、ある意味、かつての活気に戻ったわけですが、体力的に若かった頃のようにはいかないものだと、少なからずしょんぼりしていると同時に、覚悟していたよりはマシだったと、調子に乗っているところでもあります。その道中記を、順を追ってご報告してまいりましょう。まずは呉への旅から。
プッチーニナイトの翌日。早朝便に乗るために、朝5時に自宅を出て空港へ向かいました。今回はマネジャーを伴わない単身の旅。気ままな反面、サポートがない分、しっかりしなければと気が引き締まります。幸いフライトは順調で、ほぼ定刻通りの到着。迎えの車に乗り、ひとつ目の公演会場へと急ぎました。
こかげ広場は、建築家のセンスが光るこぢんまりとした多目的スペース。今日はここで城谷智子先生の教室発表会と、神田将コンサート「音楽のひろば」が開催されます。発表会では子どもたちの元気な演奏の中にシニアのピアノ独奏があり、その優しい音色がとても印象的。後半は、講師演奏のお手伝いとして城谷先生のお相手と、復興音楽祭でも共演した松岡拓さんとゲスト演奏を務め、和やかに終演となりました。
発表会後は一度会場をクローズして、改めてコンサートのセッティングを整え、会場にあるイスのすべてを出してお客様をお迎えしました。地元の方のみならず、このささやかな催しのために県外からお越しのお客様も多いとは嬉しい限りです。
こかげの広場での「音楽のひろば」は、この後の時間に開催される「音楽のたのしみ」が早くに満席となったことを受け、聞けないお客様のためにと城谷先生が企画してくれた追加公演ですが、両方にご来場の方もいらっしゃるとのことで、異なる選曲をしました。映画音楽やジャズなど、クラシック以外の曲目で組んだソロに加えて、この地で出会ったシンガー4人と共演。シンガーの個性も輝き、いつになくユニークな内容になりました。
こかげの広場の次は木もれ陽での「音楽のたのしみ」。北千住同様にお茶とお菓子の付くサロンコンサートとして開催しました。コンパクトな空間に限界ギリギリの25名様がお入りになり、サロンらしい雰囲気でスタート。エレクトーンやスピーカーの設置場所に迷いましたが、ちょうどピッタリと収まりました。ギャラリーとしての展示物とも相性がよく、心地よい空間になったと思います。
木もれ陽はオールクラシック。好評のメモリアルイヤー特集プログラムを演奏しました。このプログラムの演奏時間は120分。しかし、チラシに書かれた終演時間までは80分しかありません。また、この日は呉の花火大会ということで、コンサート後に花火を見る方もいらっしゃるかもしれず、終演を押すのは難しそうです。
どう頑張っても全曲入れられないと思いつつも、割愛はしたくなかったので、開演してすぐに「この後、花火大会に行かれる方はいらっしゃいますか?」と尋ねると、どなたも手が上がりませんでした。
そのまま気分よく全曲弾いていたのですが、途中であることに気づきました。考えてみれば80分で収めるために、数曲を省いた呉バージョンのプログラムを組んでいたのでした。印刷したプログラムもそのようになっています。つまり私だけが勘違いして、数曲多く弾いていたようです。それでもお客様はオマケが付いてきたと喜んでくださいましたし、私もトータルでバランスのよいプログラムをコンプリートできて満足でした。
公演翌日は個人レッスンを。どんなに疲れていても、レッスンは本当に楽しくて、時間を忘れてしまいます。そして来年に企画されている松本昌子さんとのイベントの会場を下見しました。海沿いのステキなレストランに大感激し、イメージが大きく膨らみました。
その他にも3公演が決まり、ますます広島とのつながりが太くなっています。今後の展開をぜひお楽しみに!














