サンシャインシティプリンスホテル(池袋)で開催された神田将マスカレードライブは、ご参加くださったお客様とホテルスタッフの皆さんとともに、熱を帯びた鮮やかな印象を残して終了しました。昨年に引き続き大役を果たすことができ、とても嬉しく思います。
いわゆるディナーショーよりはカジュアルなイメージのイベントですが、ステキなお客様が集まるだけで会場のムードがぐんと上がり、いい空間が出来上がります。そこに一夜のイベントのために長期間準備してきたホテルの皆さんの意気込みが加わると、まるで重要なコンベンションの晩餐会のような、華のある中にもささやかに緊張感が滲む雰囲気になり、ちょっとした映画のワンシーンのよう。
また、推し活の聖地・池袋らしく、おひとり様で気兼ねなくお過ごしいただける「おひとり様専用推し活シート」が用意され、こちらも大好評でした。
料理は今年のキーワード「翻弄」からイメージされた6品のコース。パープルをテーマにした目にも驚きのある料理には、それぞれ小説のタイトルのような名前が与えられていたり、煙が出たり色が変わるなど、さまざまな工夫と演出が盛り込まれていました。
演奏はエレクトーン独奏で4曲、今井俊輔さんとの共演で6曲の計10曲を演奏しました。「翻弄」という言葉からイメージされる曲目を中心に、ヴェルディ作曲「仮面舞踏会」のアリアなど、テーマに沿ったプログラムをお楽しみいただけたかと思います。
振り返ってみると今井俊輔さんとふたりというステージは初めて。いつも他にも共演者がいたので、こうして一対一で向き合うことで気づく点がたくさんありました。本番ならではの遊びもあり、こちらに信頼を寄せて歌ってくれていることをリアルタイムで感じるのは嬉しいものです。
こうして一夜のためにホテルが総力を注いだ催しが終わると、喜びの反面寂しさもあります。お客様の楽しそうな表情に安堵する一方で、さらによくするために工夫できる部分もたくさん発見したので、引き続き磨きをかけていきたいと思います。どうぞご期待ください。
《演奏曲目》
- B.ウィーラン:リバーダンス
- M.スタイナー:風と共に去りぬ「タラのテーマ」
- G.ガーシュイン:ラプソディ・イン・ブルー
- G.ホルスト:組曲「惑星」“ジュピター”
- G.ビゼー:カルメン「闘牛士の歌」
- G.ヴェルディ:仮面舞踏会「お前こそ心を汚すもの」
- A.L.ウェバー:オペラ座の怪人「overture-music of the night」
- 中島みゆき:糸
- H.マンシーニ:ムーン・リバー
- S.カルディッロ:カタリ・カタリ







ステージ写真:上田海斗















