4度目の三木

三木労音より4度目のお招きを受け、第209回例会にてエレクトーン独奏のリサイタルをさせていただきました。事務局、運営委員、そして会員の皆さまに支えられ、深く心に刻まれるステージになりましたことをご報告いたします。

2014年に初めて伺ってから、ほぼ3年に一度のペースでお邪魔しているので、時の流れとともに演奏の変化も受け止めてくださっていることでしょう。

今回は、前半には気軽に楽しめる七つの曲を、いつものようにトークを交えながら弾き、後半にはドヴォルザーク「新世界より」をおおくりしました。

第1部が55分、休憩10分でタキシードに着替え、第2部は簡単な解説と演奏で50分。アンコールのラデツキーマーチを弾いて2時間に少しこぼれたものの、ほぼ予定通りの時間配分に。

本番に体力を取っておくつもりが、午前中にフルでリハーサルをしたために、タフな本番ではありましたが、それでも終始冷静に、限界を感じることなく弾けました。

何によってこの安定がもたらされたのかを考えてみると、かなり前段階から当日のことを意識していたのが大きかったように感じます。

事務局長から丁寧なインタビューがあり、それをテキストにまとめてくれたことで、演奏会のイメージを明確に共有できたこと。

前日には事務局と夕食を共にし、鑑賞団体としての活動目的や思い入れについて話をたっぷり聞けたこと。

開演前に運営の皆さんと触れ合う機会があり、演奏会に寄せる期待を聞かせてもらえたこと。

こうしたひとつひとつの接点がモチベーションを高め、ステージに向かう姿勢を定めてくれました。

そこに更に姫路や宍粟の面々からの応援、私のそばにいる人々の支えがあり、ひとりで弾いていてもひとりではないという心強さを持ち続けられたのだと思います。

このように恵まれた環境ですから、とても気持ちよく弾けました。生涯3度目の「新世界より」は、まだまだ納得には遠いにしても、過去の2回とは桁違いにスムーズでしたので、この先に向けての自信も得られました。

もしいつしか5回目のチャンスが与えられるなら、更によい演奏をして、同年代やそれ以上の皆さまには、この歳になってもまだ成長できるという希望を届け、若い皆さまにはカッコいい爺だなと思ってもらえるようにします。その時は神鉄に乗り、山を越えて伺います。