健康でいられるに越したことはありませんが、それが無理ならせめてタフでいたいものです。私の人生はとうにピークを過ぎ、今は黄昏。それでも5月は少し活気がありました。
手応えが大きいのは、精力的に仕事をこなしたというより、枯渇しつつある能力をフル回転させたから。わずか7回のステージで、弾いたのは数十曲だけなのに、すっかり疲れ果てています。
かつては熱い風呂に入って少し眠れば新品同様に戻りましたが、次第に回復に要する日数が多くなって来ました。それでも休まず編曲して弾き続けなければ間に合いませんので、もっぱら老体に鞭打って突っ走っています。
6月6日は年に一度のソロコンサート。これまでリサイタルとして継続して来ましたが、東京文化会館がお休みの間、コンサートとして開催することにしました。
ところが、今回はまったくお客様が集まりません。最大の理由は私に魅力がないからでしょうけれど、会場が違うことも一因だと受け止めています。
年に一度のコンサートに足を運んでもらえるくらいの貢献はあちこちにして来たつもりですが、それも私の勘違いだったのでしょう。
それでもやると決まっていることですから、全力で準備を進めています。おそらくエレクトーンの新機種を弾くという意味でも、次の新機種の時にはもう退いているでしょうから、今回が最後だと思います。
とにかく、仕方なく付き合って来てもらうようなコンサートなど、もうこれきりにしたい。今はそんな心境です。やらなければ、という意識から解放されれば、人生も少し明るくなるかもしれません。
