パリの恋人たち

今日はバレンタインデー。世の中には愛が溢れているのでしょうか。私はいつも通り。愛に囲まれているといえばそうだし、砂漠のようといえばそう。それを決めるのは現実ではなく、奏でる音楽です。

この写真はパリで撮ったもの。ルーブルの前を横切るカップルが、あまりに情景に溶け込んでいたので、失礼を承知でカシャッ。ふたりはさわやかな笑顔を見せて立ち去りました。

見ず知らずのふたりですが、時折写真を見ては、いまでも寄り添っているのだろうかと思いを馳せます。

私はというと、コンサートの準備で、打ち合わせに出掛けたり、手紙を書いたり。3月22日のディナーショーは私にとって特別な一日。ふだんは直接お誘いの連絡はしませんが、今回だけは違います。

そんな折、ふと音楽のない人生を考えてみました。私の音楽は何かに貢献できているのだろうか。勝手に音楽にすべてを捧げてはいるけれど、そこに意味はあるのだろうか。謎は解けません。

今日は米津真浩さんの誕生日。おめでとう。本人は「もう歳をとるのが嬉しくなくなりました」って。私は早く50歳になりたいです。