夏の霧島へ

ラパレットの演奏会を明後日に控え、稽古に勤しむ中、今日は渋谷にあるジェスクの事務所を訪ね、公演の打ち合わせをして来ました。私が夢にまで見たチャンスが、またひとつ現実のものに。心躍ると同時に気持ちが引き締まります。

霧島国際音楽祭は、1980年から続く国内有数の歴史ある音楽祭で、例年国内外の著名音楽家たちが名演奏を繰り広げています。いつか出演してみたいと思う憧れの催しのひとつでありながら、室内楽を中心としたアカデミックでハイクラスな内容からして、私に声がかかることはありえないだろうと、半ばあきらめていました。

それが突然のお誘い。それはもう、飛び上がるほど嬉しい知らせでした。しかも今回ご一緒するのは、日本が誇るテノール歌手の中鉢聡さんです。中鉢さんのご活躍はいつも耳にしており、どこかでご縁があればいいなと、15年以上前からチャンスを狙っていました。

こうしたチャンスは降って湧くわけではありません。霧島にはエージェント西村さんの導きで毎年のように演奏に出向き、すでに霧島市の全小学校児童に演奏を聞いてもらいました。ご父兄の中には、またぜひ霧島でと励ましのメールを下さった方もたくさんいらっしゃいます。

ジェスクとの関わりは、Songs from My Heartのプロデューサーが手掛ける公演に参加したことで、縁をもつに至りました。それが、せんくらへと続き、今度は霧島へとつながったわけです。

仙台と霧島は遠く離れていますが、仙台の皆さまが私を温かく迎え入れ、数々のチャンスを与えてくれたことも、今回の霧島ノミネートを大きく後押ししてくれました。仙台の皆さまにも感謝しています。

今日は中鉢さんや担当の皆さんと一緒に、どのような演奏会にするかについて、意見を交換しました。霧島国際音楽祭にとっても、中鉢さんにとっても、初めてのエレクトーンです。なんだ、ただの機械じゃないかと落胆されないよう、しっかり準備をしなければいけません。

こうしてまたひとつ、エレクトーンの居場所が広がりました。後に続く若いエレクトーン演奏家にとって、活躍の場が増えることは重要です。若い皆さんは、いざチャンスをつかんだ時、それに押しつぶされないよう、できるかぎりの構えをしておいて下さい。

霧島国際音楽祭の詳細は、決まり次第、お知らせいたします。どうぞお楽しみに。