きんぎょがいっぱい The 8, GRAND LISBOA MACAU

今やマカオも世界有数のグルメシティ。ポルトガル料理、マカオのオリジナル料理、香港の流れを汲む広東料理、そしてスターシェフのプレステージレストランと、どれも魅力的。

そんな中、ぜひにと訪れたのが、グランドリスボアのTHE8。遊び心満載の店内は程よくカジュアルは雰囲気。手頃に本格料理が味わえるとあって、連日大賑わいです。

レセプション脇にある扉からは店内がみえず、ふらりと立ち寄った人は「閉店?」と思うかもしれません。扉が開くと、細いアプローチがのびていて、歩くと金魚たちが先導してくれるという映像演出。その先に広がるダイニングホールは、中央に球状のシャンデリアが下がる池を配し、壁には見事な刺繍による金魚たちが華やかです。店内金魚の様子はオフィシャルサイトのパノラマ画像で見ることができます。

席に着くと、上品な給仕が飲み物の注文を聞きに来たので、ビンテージのプーアール茶を所望。キャンドルウォーマーで保温された茶は、頻繁に継ぎ足され、注し湯もタイミングよくしてくれます。

さて注文。グランドメニューには写真があり、点心メニューは文字のみです。気分は点心なので、よさそうだなと思うものを感覚で注文していきますが、時折、給仕から「それよりこちらがお勧めです」といったアドバイスが入ります。初めての店なので素直に従ってみました。


小さなアミューズふたつ。


サクサクパイみたい。


有名なキンギョシェイプ点心。


料理は無口な姉ちゃんが黙って置いていくので、どれがどれだかよくわかず。


これは小龍包ですね。蟹肉入り。


スーペリアフカヒレのスープ。干した魚介の風味が濃厚。


これは給仕のお勧め。メニューにはShredded Chicken with Crispy Skin and Pomelo in Honey Flavoured with Lime Sauceとありました。ポメロとはブンタンのこと。タイではソムオーと呼ばれ、昨年の正月にバンコクで食べて気に入りました。


見た目に惹かれてチョイスした一品。給仕はやや難色を示していましたが、やわらかいはんぺんにかぼちゃとほうれん草のソースを掛けた感じで美味しかったです。


ハリネズミ点心。


甜品その1はスノーマン饅頭。上はあんこ、下はクリーム。ちっちゃい方は飾りなので食べられません。


甜品その2はきんぎょプリン。白はココナッツ、黄はマンゴー。薄いグリーンのゼリーを敷いて、池に見立てているところがナイス。


免費(無料)甜品のエッグタルト。マカオ名物です。パイ生地がさくさく。


最後に免費のチャイ。濃厚で甘い紅茶です。

時折、料理の間隔が長く空いて待ちくたびれるのが難点ですが、人気店ですので覚悟しておくべきかもしれません。その他はサービスも味も満足です。楽しいひとときが過ごせますよ。