もうすぐ北九州

気がつけば2月も末。今年は周囲に受験生がとりわけ多くいるので、毎日ドキドキしています。いくら準備万端でも、いつ何が理由で歯車が噛み合わなくなるかわからないのは、演奏会も受験も同じですが、ぜひみんなうまくいって欲しいものです。

私はしばらく演奏会から離れていました。その間もほぼ毎日エレクトーンに向かい、この先に予定されている演奏会のために、編曲などをコツコツと進めています。スケジュールの管理を徹底したことで、これまでより格段に多くの時間を準備に費やせるようになり、落ち着いてディテールを作り込めることに大きな歓びとやり甲斐を感じる日々です。

そしてもうすぐ北九州での演奏会。初めて訪ねるところなので、プログラムは弾き慣れた作品ばかりですが、たっぷりと時間を取って、もう一度細部を練り直してみました。10年弾いても、まだまだ新しい発見の連続。何百回と舞台で弾いているのに、まるで初めて触れる作品のような新鮮さ。これも音楽そのもが持つ力なんだと思います。