ラ・パレット ニューイヤーサロンコンサート

二胡のツァオ・レイを招いてのニューイヤーサロンコンサートは、新年の幕開けにふさわしい心地よいひとときとなりました。

冷え込みの厳しい朝でしたが、晴天に恵まれ、まずまずのコンサート日和。ラ・パレットのスタッフたちも、いつも以上に気持ちを込めて準備をしてくれていました。

ツァオ・レイとは現地で合流。私はもう何年もこの店で演奏して来ましたので、様子のすべてを把握していますが、ツァオ・レイにとっては初めてのロケーションです。

今回は、あえて音響設備を使わず、アコースティックな二胡の音をお楽しみいただくという趣向。エレクトーンにはどうしてもスピーカーが必要ですが、生の二胡とのバランスを意識して、いつもより控え目な音量設定にしました。

試しに二胡にマイクを通してみたりもしましたが、リハーサルを聞いていたスタッフたち全員が、生音の方がいいと意見一致。限りなくリアルな演奏を間近に感じられる環境が整いました。

お互いのアンサンブルには不安なし。きっとステージが始まれば、一層の一体感で演奏できることでしょう。早めにリハーサルを終え、ブレイクタイム。

ランチの部は超満員の賑わい。お客様の会話も弾み、演奏は午後2時からのスタートとなりました。活気があった食事タイムとは一転、演奏の時はお客様がじっくりと集中して下さり、気分よく演奏できました。

一方ディナーの部はやや少ないお客様でしたが、その分、夜らしいしっとりとしたムード。私も時折客席の様子を覗きに行きましたが、美味しそうなお料理の匂いに思わず引き込まれそうになることしばしばでした。

ツァオ・レイも、昼夜2回とも素晴らしいマナーのお客様ばかりで、非常に演奏しやすく、思い切り演奏に専念できたとご満悦。お客様の至近距離で演奏する場合、増して食後のステージというのは、演奏への集中が難しいケースもあるのですが、その心配もまったくいりませんでした。

次回は1月20日、エレクトーンシティ渋谷でのコンサートです。ぜひお出かけ下さい。