Enoteca L’Operetta Singapore とシンガポール植物園

調子に乗ってはしゃぎすぎたしっぺ返しか、体調を崩しています。ホテルにこもって快復に専念すべきか、あるいは気分転換で吹き飛ばすか。後者を選び、まずは栄養補給に向かいました。

高熱で朦朧としている私。いつもの半分のペースなら、なんとかまっすぐ歩けます。やって来たのはお馴染みボートキーのイタリアン、Enoteca L’Operettaです。

店内は空調で寒いので、川沿いのテラスに。ジャケットを着て外にいても、まだぶるぶる寒くて震えてます。料理はお任せ。とにかく体に優しくて、かつ、パワーの付くものをとリクエストしました。

まずはミネストローネスープ。オペレッタの定番かつ自慢の一品です。野菜たっぷり濃厚ながら、ナチュラルな味わい。辛いもの続きだったので、胃袋もホッとしていることでしょう。

大粒帆立貝の香草バターオーブン焼き。甘い帆立にうっとり。ソースにも野菜の旨みが詰まっています。

ラヴィオリに白トリュフをたっぷりと掛けて。ますます食欲が出て来てしまいます。どうしよう。

これで終わり?まだいけます?まあ、出されればいくらでも食べちゃうかも。なんて会話の後にもう一品。美味しい牛肉でパワーチャージ完ぺきです。

ドルチェはクレームブリュレ。お伴は、カモミールティーにたっぷりとハチミツを入れて。

美味しいものをたくさん食べたら、急に元気が出て来ました。気分も上々。やはり食事はパワーの源です。

腹ごなしに少々散歩。人が少ないことに救われました。私の最大の弱点は人ごみです。

10月に母たちを乗せて楽しんだリバータクシーにも乗ってみました。見慣れた景色もなぜか新鮮です。

またとある日のシンガポール植物園。広大な敷地にさまざまな植物を配した公園型の植物園は、シンガポーリアンのみならず旅人たちにとっても憩いの場です。

その一角にあるのが、国立蘭園。植物園自体は無料で入れますが、蘭園はS$5の入園料が必要です。この日は珍しいガイドさんがお出迎え。

園内は実によく手入れが行き届き、美しい蘭がまるで夢の世界のように咲き乱れています。

交配種の蘭はさすがに華やかで見栄えもよく、圧倒的な存在感ですが、私の目に止まったのは、むしろ小さくて地味な品種ばかりでした。

蘭に関する知識のない私には、どれが原種なのか見分けがつきませんが、シンプルな美しさには、何世代を経てもたくましく生き残る強さも潜んでいるように感じます。