シニアにやさしいシンガポール歩き

コンサート翌日は、午後の6時間を利用して、母や叔母を連れてのシンガポール市内観光。のんびり、らくらく、わくわくをキーワードに、効率よく楽しんでもらえるよう工夫してみました。

私がコンサートリハーサルに掛かりきりの間に、シンガポール動物園とオーチャード通りは訪問済みだったので、この日は水際をメインにしたプランを立てました。

まずはホテルからタクシーでクラークキーへ。シンガポール川の観光クルーズを水上バスとして利用し、マーライオン公園を目指します。

乗船料は約500円。レトロな船にのんびり揺られながら、川岸の風景を眺めます。歩道を歩いてみるのも気持ちがいいものですが、水上からは一味も二味も違って感じられました。

ボートキーを過ぎると、かつては郵便局だったフラトンホテル脇を通り、歴史のある橋をくぐっていきます。

するとほどなくマーライオン&マリーナベイサンズが一緒に見える、ザッツ・シンガポ~ルな眺めに。

水上から見るマーライオンは、地上からよりも堂々としているような気がしました。

マーライオンの脇で船を降り、水際の雰囲気を楽しみながら散策。いろいろな角度からマーライオンを見て、それぞれの位置で記念撮影。母たちもはしゃぎ気味でした。

それから船で通りかかったフラトンホテルへ行き、今度は内部を見物しながらティータイム。シンガポールは暑いので、頻繁にティータイムを取り入れます。歴史的建築ならではの重厚感と、グランドホテル的な華やかさが印象的。母はポストマンの制服を着たクマのぬいぐるみを購入していました。

続いてはフラトンからタクシーに乗ってセントーサ島へ。目的地はもちろんカペラです。母たちの歳になると、食欲がさほどなく、サンデーブランチはちょっとムリとのことで、ラウンジで過ごすことに。

いつもは静かなラウンジですが、この日は満席の賑わい。でも、ステキなお客ばかりで、とてもいい雰囲気が保たれています。あちらでも、こちらでも、昼間っからプレステージシャンパンがボトルで飲み干されていました。

オープンエアのラウンジには、ソファ席の他にデイベッドが並んでいます。母たちはデイベッドに陣取ると、靴を脱ぎ、足を投げ出してリラックス。フレッシュフルーツを使ったノンアルコールカクテルを片手に、束の間のリゾート気分を味わっています。

今年3度目の来訪でしかないのに、ライブミュージシャンたちとは顔見知りの仲になりました。

母たちの顔を見ると、母たちの青春時代に流行った名曲を次々に演奏してくれ、もう大興奮。私のコンサートの時以上に盛大な拍手を送り、ミュージシャンたちもご機嫌です。

ピッツァやアイスクリーム入りチョコレートなどをつまみながら過ごした時間はわずか1時間少々ですが、一生の思い出になったようです。

カペラを後にして、今度はマリーナベイサンズへ。下のショップだけ見せようと思っていたのですが、せっかくなのでスカイパークに上がることに。オトナは20ドルですが、シニアは17ドルです。

以前はスカイパークのチケットがあれば、あの有名なプールサイドまで行けましたが、9月末からはウッドデッキの部分にしか行けなくなりました。ちょっと残念ですが、ホテルゲストのことを考えると、その方がいいような気もします。

スカイパークから一望するシンガポールの街並みは躍動感に溢れています。今回訪ねた場所を指さしながら確認したり、ガラスの間から真下を覗き込んで怖がったり、短い時間ながら楽しんでいました。

最後に下のモールで買い物をしたり、カジノを覗いてみたり、気ままに過ごしてもらいました。

シンガポールはタクシーが安いので、気軽に移動できて便利です。運転手たちも非常に親切。ただ、雨が降ると急につかまらなくなります。

今回はシニアにやさしい街めぐりのご案内でした。