東京都庭園美術館での10分間

東京都内を西に東に、慌しい一日でした。待ち合わせの途中、10分間だけゆとりができたので、木々や花と触れあうために、東京都庭園美術館に入りました。

美術館を鑑賞する時間はないので、今回は庭園だけ。それでも美術館の入場チケットを買う必要があると思っていたのですが、ガーデンだけなら200円で入ることができました。さあ、皆さんも一緒にこのブログで散歩気分を味わってみませんか。

庭園内は、芝生広場、日本庭園、西洋庭園の3つに分かれています。美術館本館をバックにした芝生広場には、幾つかの彫刻が飾られたり、自由にくつろげるイスが点在していて、人々は思い思いの時間を過ごしています。

私も裸足になって、少しだけ芝生の上を歩いてみました。ちょっとくすぐったくて気持ちよかったです。

見上げるほどの大きな木も、新しい葉をたくさんつけて、風にそよいでいます。とてもおおらかで、気持ちがよさそうです。

西洋庭園では、薔薇が見ごろを迎えています。そっと近づいて、かいでみましょう。甘い香りとともに、太陽のにおいがします。

蕾のものや、大きく開いたもの、それぞれに、それぞれの美しさ。

色もさまざま。互いに張り合うことも、うらやむこともなく、花はみずからのありのままを見せています。

そんな花たちを見ていたら、虫の気持ちも少しわかるような気がしてきました。