L’Operetta singapore

24日の夜遅い便でシンガポールに来ました。目的は9年ぶりに友人と会うため。でも、9年前、東京で最後に会った時にはまだ友人ではなく、こんな親しみのある再開が訪れようとは思ってもいませんでした。

早朝にチャンギ国際空港に到着し、ホテルにチェックインしたのは午前7時前。まだ人もまばらなオーチャード通りに面したホテルの正面玄関では、はっきりとした顔立ちのスタッフが微笑みとともに迎えてくれました。

旅の主目的である「再会」は、ホテル到着後数分で叶えられ、そのまま朝食を取りながら、懐かしい話やら、今のシンガポールのことなどで盛り上がりました。そして今回の旅をナビゲートしてくれるのも、この友人。どんなシンガポール滞在になるのでしょう。ワクワクします。

さあ、第一日目の夕食は話題のリストランテ「L’Operetta」へ。世界の食通が集まるシンガポールで注目されているこの店を支えるのは、日本人の料理人やスタッフたちだと聞き、真っ先に行ってみたいと思っていました。

シンガポール川沿いのロマンチックなロケーションに連なるシーフードレストラン街の中で、ひときわモダンで輝いている店が、この「L’Operetta」。かといって堅苦しい雰囲気でもなく、気の置けない人との食事には打ってつけの環境です。

川沿いに屋外テラスも用意されていますが、店内は白やクリスタルを基調に、日本人ウォールペイントアーティストによるダイナミックな作品が壁を飾るユニークな空間。スタッフたちも折り目正しく、几帳面です。そして、日本語でOKなところも嬉しい限り。

今回は初めての来店ということで、若きイケメンシェフSEITAさんのお任せスペシャルを味わうことにしました。

料理は繊細で上品な盛り付けですが、味はパンチが効いて深く印象に残ります。日本やイタリアの食材も使い、南国にありがちな「大味」の仕上がりではなく、力強さを感じさせました。


しま鰺のカルパッチョ、キュウリのヴィネグレットと自家製味噌フレーク


アスパラガスと生ハムのクレープ包み 卵とトリュフのソース


スカンピとムール貝のグリル


生うにのパスタ ブロッコリー添え


鱸とホタテのグリル バジルソース


アンガス牛 Tボーンステーキ フローレンススタイル


デザート盛り合わせ ティラミス、マンゴープディング

コーヒーまで含めて全8皿。大満足です。スタッフたちとの会話も非常に楽しく、旅を一層彩ってくれました。

食後はそのままボートキー沿いを散策し、マーライオンを拝みに行きましたが、マーライオンホテル建設中のため、お目通り叶わず。それでも、スコール後の澄んだ空気を胸いっぱいに深呼吸し、爽やかな気分でステキな食事を振り返ることができました。

明日も、ガーデンシティ・シンガポールの魅力探訪(ほぼ食べ歩きですが)が続きます。