王朝 at ヒルトン大阪

大阪滞在3日目。今日はかねてより友人たちとランチの約束をしていました。どんな食事が好みかはなんとなく把握しているつもりですが、その日の気分というものもあるでしょうし、カジュアルな雰囲気で過ごしたかったので、特に店を決めず、滞在中のホテルロビーで待ち合わせることにしました。

駅から近い好立地で、雨に濡れずにアクセスすることができ、食事の選択肢にもことかかないという意味では、ヒルトン大阪はとても便利です。

ただ、今回の滞在中、すでに何度か館内のレストランを利用しましたが、サービスに不手際が多く、一気に印象が悪くなってしまいました。

働いている人たちも人間ですから、時にはミスもするでしょう。そのような小さなことなど気にせず笑い飛ばしてあげたいところですが、仕事に対してそもそも気持ちが緩んでいて、なめたようなサービスをしている結果に生じた不行き届きに我慢をする必要はありません。

ファミレス以下のサービスが平然と行われる中、それを別に気にもせず食事をしているお客が多いことも残念に思います。寛容なのか鈍感なのか知りませんが、そのいずれでもない私には耐えがたいレベルでした。

さらに疑問を深めたのは、それを指摘した後、急にサービスがよくなったことです。これほど瞬時に改善できるのに、なぜ今の今まで出し惜しみしていたのか。これぞお客をなめきっている証拠ではないでしょうか。

高額な料金の大部分が好立地ゆえの家賃に回ることは想像に難くありませんが、インターナショナルホテルのダイニングに恥じないサービス水準は守ってほしいものです。

さて、そんな経緯もあったので、友人たちと落ち合い、行く店が決まった時点で、宿泊のマネジャー経由で予約を入れました。単に席を用意して欲しいのではなく、行き届いたサービスを期待してると伝えてもらったのです。

その甲斐あって、今回訪れた中国料理「王朝」では、とても快適に食事を楽しむことができました。

「王朝」のランチタイムでは、前菜からデザートまで、本格的な料理がずらりとならぶブッフェ(平日は3,850円、週末は4,200円)が人気ですが、今日はじっくりと話したいことがあったので、フルサービスのコースが好都合です。

ひとりが「肉は食べない」というので選択に注意しましたが、海鮮をメインにしたレディースランチが内容的にはよさそうでした。でも男の私が注文できるのかちょっと心配でしたが、同席したのがステキなレディーふたりでしたので、すんなりと注文できました。

料理はヘルシー&ビューティーをテーマにした6品コースで4,500円(フカヒレの姿煮追加料金は含まれません)。


海鮮と豆腐のサラダ トマトヴィネグレット


フカヒレの姿煮(本来は蒸しスープですが、追加料金でグレードアップしました)


大正海老の衣揚げ ライチマヨネーズ和え


帆立貝と春雨の蒸し物 生姜ソース


蟹肉とレタス入りチャーハン


マンゴプリン(杏仁豆腐、タピオカココナッツもチョイスできます)

女性好みするよう、盛り付けやポーションに工夫が見られますが、やはり男の私には量的に少々もの足りませんでした。でも、主目的だった会話は楽しく弾みましたし、それを遮ることないタイミングを見計らったサービスにも満足することができました。