とても楽しみにしていた霞町音楽堂の「プッチーニナイト」は、期待通り、いや期待以上の楽しい一日でした。
改めて霞町音楽堂に入ってみると、やっぱり豪華!綺麗!映える!という感じで、気分が上がります。
でも、エレクトーンを下ろすのはたいへん。なにしろ、人がすれ違えないほどの細い階段しかないのですから、しかも、立派な内装なので、傷を付けるわけにもいきません。
いつもより慎重に丁寧にエレクトーンを運び込み、ステージにセッティング。いつもは小さいと感じるSTAGEAも、この日は少しゴツく感じました。
音楽堂のスタッフがこれまたステキなんです。美男美女揃いで、しかも全員音楽家!さらにみんな神田将を知っている!というのだから嬉しいではありませんか。そんな美しい皆さんも、惜しみなく楽器運搬に手を貸してくれ、大助かりです。
早めにセットできたので、ひとりで弾いていると、ソリストたちが到着。改まった挨拶もせず、まるで昨日も一緒だったよねというくらい自然でふだん着感覚の関係が心地よく、その流れでリハーサル。
特段工夫をせずとも、前回よりもグレードアップしていますし、呼吸もバッチリ。あとはリラックスして本番を楽しむばかりです。
楽屋では気の置けない会話を楽しみ、ホールではスタッフと親しく雑談。こんなに心軽やかな本番は久しぶりです。
とはいえ、演奏内容はかなり濃密で、気を抜ける部分はありません。しっかり集中してステージを務めなければ。
そうこうしているうちにお客様が集まり始めました。この夜はワンプレートディナーがセットになっています。ワンプレートというので、お子様ランチの大人版くらいなイメージでいたのですが、豪華で美しいプレートにびっくり。
そしてお客様そのものが豪華なんです。思い思いのドレスアップでお越しくださり、さすが港区だと妙に納得。賑わいと華やぎが、まさにオトナのサロンイベントという雰囲気でした。
しかし演奏が始まるや否や、ビシッと引き締まった空気感に早変わり。こんなふうに聴いていただけるなんて幸せだと、弾きながらそう実感しました。
歌もさすがの迫力。演技も相まって、オペラハウスをギュッとまとめたような感じになりました。お客様のお喜びもダイレクトに伝わりブラボーの嵐が気持ちよかったです。
終演後は出演者も一緒に交流タイム。シャンパン片手に各テーブルを回り、ご感想などを伺いました。疲れも吹き飛ぶ、気持ちのよいひとときでした。
もう朝まで語り合いたいような本物のサロンでしたが、私は翌日の1日3公演にビビっていたため、後ろ髪引かれつつおいとまを。今宵、東京で最も輝いていたのは、霞町音楽堂だった!と調子に乗りながら余韻に耽りました。









写真:上田海斗
